顔検出との連携
CAYIN SMPプレーヤーには顔検出技術が搭載されており、視聴者の年齢、性別、人数に合わせてカスタマイズされたコンテンツを配信することができます。
セットアップの前準備
現在、CAYIN SMPプレーヤーで対応している顔検証ソフトはQNAP QVR Face Tigerのみです。以下の手順でご準備ください。
- QNAP NASとウェブカメラ/IPカムを用意し、ウェブカメラをNASに接続します。
- 顔検出APPソフトウェア - QVR Face Tiger 1.0.1.0以降 - をQNAP NASデバイスにインストールします。製品のバージョン、対応するNASモデル、製品の特徴、操作方法などの詳細については、QVR Face Tigerの公式サイトをご参照ください。
- CAYIN SMPプレーヤーを用意し、NASと同じネットワーク環境に設置します。
- SMPのWeb Managerにログインし、システム > サービス > SDK設定ページへと進み、SMPのSDK機能を有効にします。検出機能を有効にするかどうかは、お客様の判断にお任せします。
フルスクリーンか映像ゾーンか?
顔検出機能を使用する場合、システムは2つの方法でコンテンツを構成します。
フルスクリーンでのコンテンツ再生
このページの手順に従って必要な設定を行い、顔検出の条件が満たされると、SMPは指定したコンテンツのフルスクリーン再生を開始します。
映像ゾーンでのコンテンツ再生
顔検出関連のコンテンツをフルスクリーンではなく、ビデオブロックでのみ再生したい場合、このページで必要なのはウェブカメラを追加することだけです。 その後、起動条件を設定し、スキンまた映像の映像ゾーンで直接コンテンツを再生します。
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ウェブカメラの追加
まず、SMPプレーヤーとQVR Face Tiger間のリンクを確立する必要があります。
- ウェブカメラを追加するを選択すると、ポップアップウィンドウが表示されます。
- 以下の情報を入力してください。
名称 このウェブカメラに名前をつけてください。 IPアドレス このNASのIPアドレスを入力します(例:http://IP:port または https://IP:port)。 ユーザーアカウント このNASにログインできるユーザーアカウントを入力します。 パスワード 上記アカウントのパスワードを入力してください。 - 接続ボタンをクリックすると、SMPプレーヤーとQVR Face Tigerが正しく接続されているかどうかを確認できます。同時に、SMPプレーヤーはQVR Faceからもジョブリストを取得します。
- チャンネル欄のドロップダウンリストからジョブを選択します。このフィールドが空の場合、接続に失敗したか、またはQVR Face Tigerソフトウェアでジョブが作成されていません。
- チャンネルを選択すると、右側にウェブカメラのプレビューが表示されます。
- 保存をクリックすると、リンクが完全に確立されます。
- この時、カメラリストにネットワークカメラが表示されます。ネットワークカメラは最大4台までしか追加できないためご注意ください。
ウェブカメラとスクリーンのペアリング
ウェブカメラリストを編集した後、各ウェブカメラに画面(再生)を割り当てる必要があり、各画面は一度に1つのウェブカメラとしかペアリングできません。
再生設定エリアを探し、再生ごとのドロップダウンメニューからウェブカメラを選択して保存してください。
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編集条件と再生内容
複数の起動条件と、それぞれの条件に対応する再生内容を設定することができます。
- 新しいリストの追加を選択すると、顔検出設定のページが表示されます。
- 検出条件を設定します。 現在、人数、性別、年齢の3つの条件があります。性別と年齢を組み合わせて1つの検出条件にすることはできますが、性別または年齢と人数を組み合わせて1つの検出条件にすることはできません。
注意事項
QVR Face Tigerでタスクを作成する際には、性別や年齢の検出機能を有効にする必要があります。でなければ、コンテンツの再生を有効にする条件として年齢や性別を設定していても、SMPは検知情報を受け取りません。
- 再生内容の編集。顔検出の条件が満たされると、再生コンテンツの選択肢が5つに増えます:
プログラム ここでは、既存のプログラムを選択することができますが、プログラムの追加はできません。空のフォームが表示されている場合は、まだプログラムが作成されていません。再生またはライブラリのページでプログラムを追加してください。 プレイリスト プレイリストの編集を選択し、少なくとも1つのプレイリストを選択します。編集画面にプレイリストが表示されていない場合は、まだプレイリストが作成されていません。再生またはライブラリのページでプレイリストを追加してください。 映像 メディアフォルダ内のビデオファイルを再生するか、インターネットでストリーミング再生するか、映像として取り込むかを選択できます。映像ファイルの場合、プレイリストの編集ボタンをクリックすると、映像のプレイリストをこのページに直接追加することができます。その方法がわからない場合は、映像ゾーンのページをご参照ください。 画像 プレイリストの編集ボタンを選択すると、このページで直接、画像のプレイリストを追加することができます。この方法について不明な点があレバ、画像ゾーンのページ説明をご参照ください。 HTML/Flash メディアフォルダにあるHTML/Flashファイルを再生するか、リモートURL、xPost、Twitter、天気、QRコードなどのウェブサイトにあるコードを埋め込むかを選択できます。その方法について不明な点がある場合、HTML/Flashゾーンのページをご参照ください。 - 上記コンテンツの再生を停止する終了条件を設定します。
- 映像再生終了時。このオプションは、再生対象が映像の場合にのみ設定可能。
- 再生時間を指定し、時間になると停止。
- 検知基準を満たさなくなった場合。
- 誰もカメラを見ていない時。
- 保存を選択すると、設定が完了します。すると、インタラクティブ・リストにそのアイテムが表示されます。
- インタラクティブリストに複数のアイテムが含まれている場合は、ドラッグ&ドロップでアイテムの順番を変更することができます。1つのアイテムの中でプレイ条件が重複している場合は、リストの上位にあるアイテムのプレイ優先度が高くなります。