ソフトウェアのインストール
この章では、Ubuntu LinuxとCMSソフトウェアのサーバーへのインストールについて順を追って説明します。
Ubuntu Linux OSのインストール - 物理マシン
注意事項!以下のインストール手順を実行するには、Linuxオペレーティングシステムの基本的な経験や知識が必要です。
- Ubuntu Linuxを下記よりダウンロードしてください: http://releases.ubuntu.com/22.04/
サーバーエディション(Server install image):ubuntu-[xx.xx.x]-live-server-amd64.iso
注意事項「サーバーインストールイメージ(Server install image)」からソフトウェアをダウンロードしてください。デスクトップバージョンではありません。
また、ダウンロードするバージョンが現行の22.04版であることを確認してください。
- isoファイルをDVDやUSBメモリにコピーして、ブータブルデバイスにします。
- DVD:UbuntuのisoファイルをDVDライティングソフトでDVDにコピーし、ブート可能なCD-ROMにします。
- USBフラッシュドライブ:サードパーティソフトウェア(例:Rufus、https://rufus.ie/ )を使ってUbunto isoファイルを使ってブータブルディスクを作成します。
- CMSサーバーがインターネットに接続されていることを確認してください
インストール前の準備
Ubuntu 64 bits 22.04 LTSのインストールをします
以下のインストール手順に従い、x86コンピュータまたはサーバーにLinuxオペレーティングシステムをインストールしてください。 なお、このインストール手順はUbuntu 22.04.2に基づいており、ソフトウェアのバージョンによって手順が異なる場合があるためえ、ご注意ください。
注意事項 |
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インストール前に、Ubuntuのバージョンが22.04であるかどうかを必ず確認してください。 |
- インストールメディアからの起動
Ubuntuのインストーラーが入ったディスクまたはUSBメモリーをDVDドライブまたはUSBポートにセットしてください。
次に、Install Ubuntu Serverを選択し、Enterキーを押しインストールを開始します。
ほとんどのコンピュータは、USBまたはDVDから自動的に起動しますが、起動時間を短縮するためにこれをオフにしている場合があります。 これを実行しても起動メッセージやようこそ画面が表示されない場合は、コンピュータをインストールメディアから起動するよう設定する必要があります。
ブートメニューは、パソコンメーカーにより、Escape、F2、F10、F12などの場合があります。 パソコンを再起動し、ブートメニューが表示されるまでこのキーを長押しし、Ubuntuのインストールがあるメディアを選択してください。
- 言語選択
言語メニューが表示されますので、上( Up )、下、( Down )及びEnterキーでインストールインターフェイスの言語を選択してください。
- アップデートを行わずにインストールを継続
現在インストールされているソフトウェアのバージョンが表示されるので、Continue without updatingを選択し、ENTERを押してください。そうしないと、予期せぬUbuntuアップデート後にCMS-SEが正常に動作しなくなる可能性があります。
- キーボードの設定
文字を入力する前に、キーボードを設定する必要がありますが、設定方法は2種類あります。
方法1:手動選択
ドロップダウンリストの矢印をクリックし、キーボードレイアウトを選択します。
方法2:自動検出
キーボードの検出を開始するには、 Identify keyboardを選択すると、システムが自動的にキーボードを検出します。
- ネットワーク接続の設定
他のマシンと通信するために、少なくとも1つのサーバーを設定してください。システムのデフォルトはDHCPを使用します。固定IPを使用する場合は、ドロップダウンリストの矢印をクリックし、Manualを選択しご自分で設定してください。
- プロキシの設定
外部情報へのアクセスにHTTPプロキシが必要な場合は、ここにプロキシ情報を入力してください。必要ない場合は空欄のまま、Enterキーを押して残りの設定を続けてください。
- Ubuntuミラーサーバーの設定
他のUbuntuのミラーサーバーを使用したい場合は、ここに入力してください。
- ストレージデバイスの設定
インストールソフトの案内に従い、ハードディスクのパーティション分割してください。
注意事項!この機能を起動しないでください: Set up this disk as an LVM group - ユーザー情報の設定
システムにログインするためのユーザー名とパスワードを入力します。
注意事項ユーザー名をadministratorと設定するのは避けてください。これはCMS-SEのデフォルトアカウントです。
- Upgrade to Ubuntu Pro
You can decide if you want to upgrade to Ubuntu Pro to get security updates for 10 years. If not, you can still enjoy seruity updates for 5 years. Ubuntu Pro is only for personal account, so we choose Skip for now.
- SSHの設定
安全なリモートサーバー接続のために、OpenSSHサーバーのインストールを強くお勧めします。
- Snapsサーバーの設定
空白キーでSnapsの選択・削除を行ってください。
- インストール開始
上記の設定が完了すると、インストールが開始されます。
- インストール完了
インストールが完了すると、画面に次のような画面が表示されます。画面にRebootオプションが表示されるまで、Cancel update and rebootをクリックしないでください。
Rebootを選択し。
この画面が表示されるまで、インストールメディアを取り外さないでください。再インストールを避けるために、必ずインストールメディアを取り外してください。インストールメディアを取り外した後、Enterキーを押してください。
- Ubuntuへのログイン
インストールが完了したら、インストール時に設定したアカウントとパスワードでUbuntuにログインしてください。
OSのインストールとUbuntuへのログインが完了したら、CMSソフトウェアのインストールを続けてください。
Ubuntu Linuxのインストール - 仮想マシン(VMWare™の場合)
注意事項!以下のインストール手順を実行するには、Linuxオペレーティングシステムの基本的な経験や知識が必要です。
インストール前の準備
- VMWare Workstation PlayerまたはWorkstation Proをコンピュータにインストールしてください。
- 以下のリンクからUbuntu Linuxをダウンロードしてください:http://releases.ubuntu.com/22.04/
サーバーエディション(Server install image): ubuntu-[xx.xx.x]-live-server-amd64.iso
- インストールしたUbuntu Linuxをパソコンに保存してください。
仮想マシンの設定をし、Ubuntu 64 bits 22.04 LTSをインストールします。
以下の手順に従い、仮想マシンにオペレーティングシステムをインストールします。
- コンピュータ上でVMWare Workstationを実行し、 Create a New Virtual Machineをクリックしてください。
- Installer disc image file (iso)を選択し、 Browseをクリックし、事前にダウンロードしたUbuntu Linuxのファイルを選択して、Nextをクリックして次のステップに進みます。
- Ubuntu Linuxの新しいユーザー名(username)とパスワード(password)を入力し、管理者アカウントを作成してください。
- 仮想マシンの名称と、仮想マシンを保存する場所を入力してください。
- Ubuntu Linuxシステムで仮想マシンのストレージ容量を指定するには、少なくとも512GB、またはメディアファイルの使用状況に応じてそれ以上の値を入力することをお勧めします。次に、仮想ディスクを単一のファイルとして保存するためにStore virtual disk as a single fileを選択し、Nextをクリックして次のステップに進みます。
- Customize hardware...をクリックし、仮想マシンのシステム設定を変更します。
- ここでは、メモリ(memory)やプロセッサ(processor)やその他の項目が表示されます。 RAMは4GB以上、Network AdaptorはBridgedモードに設定し、物理IPを取得してください。
Closeをクリックして現在のウィンドウを閉じ、Finishをクリックしてハードウェア構成の変更を完了し、新しい仮想マシンの追加を開始します
- 仮想マシンは自動的にインストール作業を開始します。
- Ubuntuは自動的にインストールされ、特別な設定は必要はありません。インストールプロセス全体で10~20分、またはそれ以上かかる場合があります。
- インストール完了後、手順3で設定したユーザー名とパスワードでログインしてください。 ログインに成功したら、次の手順CMSソフトウェアのインストールに進んでください。。
- FilezillaやWinscpなどのSFTPソフトでUbuntuに接続し(IPアドレスが必要)、Ubuntuへのログインに使用するユーザー名とパスワードを入力してください。ファイルプロトコルをSCPに設定する必要があります。
IPアドレスはUbuntuにログイン後、画面上に表示されます。もしログイン後に画面上にIPアドレスが表示されない場合は、Ubuntuのインターフェースの下部に「ip addr show」と入力し、Enterを押してください。
eth0欄を見つけてください。マシンのIPアドレスがそこに表示されます。
- CMSのインストールファイル(I_1.0.xxxxx-ubuntu-22.04-amd64.run)をUbuntuにアップロードします。どのディレクトリにもアップロードできますが、ホームフォルダ(home folder)へのアップロードを推奨します。
注意事項
CMSインストールファイル名 “I_1.0.xxxxx-ubuntu-22.04-amd64.run” はファームウェアのバージョンにより変更される場合があります。
- CMSインストールファイルの属性を0755に変更します。 FTPソフトで変更するか、Ubuntuのコマンドコンソールで変更するか選択できます。
- CMSソフトをインストールし、SSHリモート接続ソフト(puttyなど)を開き、CMSコンソール(console)にリモートでログインし、以下のコマンドでSFTPからCMSソフトウェアをインストールします:
$sudo ./I_1.0.xxxxx-ubuntu-22.04-amd64.run
[sudo] password for your account: <enter your password>
- インストールが完了したら、Enterキーを押してサーバーを再起動してください。PCのブラウザからCMSサーバーの管理画面Web Managerにログインすることができるようになります。
- CMSソフトウェアのインストール
CMS-SEのインストールファイルが入ったUSBメモリまたはDVDを挿入し、以下のコマンドでDVDまたはUSBメモリからCMSソフトウェアをインストールします:
$ sudo mkdir /mnt/cmsse
[sudo] password for your account: <enter your password>
$ sudo mount <your DVD/USB media path> /mnt/cmsse
$ sudo cp /mnt/cmsse/I_1.0.23068-ubuntu-22.04-amd64.run /mnt
$ sudo chmod 755 /mnt/I_1.0.23068-ubuntu-22.04-amd64.run
$ sudo /mnt/I_1.0.23068-ubuntu-22.04-amd64.run
注意事項<DVD/USB media path>をアップロードされたパスに置き換えてください。
“I_1.0.23068-ubuntu-22.04-amd64.run”ファームウェアのバージョンにより、ファイル名が変わることがあります。 - CMSサーバーを再起動します。
インストールが完了したら、任意のキーを押しサーバーを再起動してください。PCのブラウザからCMSサーバーの管理画面Web Managerにログインすることができるようになります。
CMSソフトウェアのインストール
CMSソフトウェアのインストールは、以下2つの方法のいずれかを選択できるので、対応する手順でインストールしてください。
注意事項 |
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インストール前に、CMSソフトウェアのファイル名が22.04であるかどうかを必ず確認してください。 |